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【発達障害・自閉症】は栄養で改善するか?!

発達障害と言っても、ADHD(注意欠陥多動性障害)、自閉症学習障害などがあり、症状は広範囲に渡ります。集中力が続かなかったり、衝動性が強かったり、対人関係が苦手でコミュニケーションが取れなかったり。

文部科学省のデータによれば、発達障害の子供は年々急増しています。

発達障害ー急増の理由

急増の理由は、添加物や化学物質を多用しすぎたことによる腸内環境の悪化、また解毒が追いつかないという面、また、電磁波の影響も大きいとみています。

それ以外で言うと、診断方法も関係しているのかもしれません。発達障害で見られる症状のチェックリストの項目に一定以上当てはまれば、全て発達障害とするような診断法になっているため、医師の主観である意味容易に発達障害と診断されてしまいます。

子供は、初めての人には恥ずかしくて目を合わせられなかったり、お返事できなかったりすることだってあります。注意力が低くて忘れ物やケアレスミスの多い子もたくさんいます。

私もよく忘れ物をしていたので、ADHDと診断されるかもしれません。でも、鉄欠乏がひどかったので、そのせいでうっかりミスが多かったり、数学が苦手だったりしていたのだと思います。

そう考えると、「発達障害」と診断されていても、実はただの栄養欠損であるケースもかなり多いのではないかと考えています。

また、単に昔より親が優しくて、”いやいや期”を長引かせていてるようなお子さんも見受けられるようです。(療育関係者談)

厳しすぎはよくないけど、いけないことは、いけませんと毅然として切り替えたりケジメをつける教育は大切です。親がふわふわ優しくて、子供の決定に任せていると子供はいつまでも安定しません。”ある程度”指針を与えられた方が子供は安心し早く安定するものです。

‥とはいえ、実際のところ、発達障害グレーゾーンだなと感じるお子さんが増えているというのは、誰もが感じているところなのではないでしょうか。

発達障害の原因は?!

医療上、発達障害の原因はわからないということになっていますが、栄養療法の世界では、実際には大きく言えばこの二つが原因と考えられています。それは、①遺伝的な要因と②環境による後天的な遺伝子発現です。

これまで、一度決まってしまった遺伝情報は後天的な影響で変わることはないと言われてきました。つまり、どんな特徴を持つ脳や体になるかは生まれつき決まってしまうということです。ところが近年、先天的な遺伝の他に、後天的な外部環境によって「遺伝的な発現」が変わってくるということがわかってきました。

その分野はエピジェネティクス(後成遺伝学)と呼ばれていて世界の研究者の注目を集めています。

遺伝子で決まる部分があるのも確かですが、遺伝子にはONとOFFの切り替えのようなものがあって、ONになっているとその遺伝子が発言することがわかっています。

そして、このスイッチは、栄養の影響を強く受けることがわかっていて、外部からの要因として栄養の影響は70%にも及ぶのです。

だから、良い遺伝子を持って生まれてきた子でも、栄養状態が悪ければ、遺伝子のスイッチがOFFになったまま働かないこともあるし、逆に自閉症と診断されている子で遺伝子に問題があるケースでも、栄養の見直しによって症状が改善するケースがたくさん出てきているのです。

と言っても、専門家の間でも、まだまだ栄養療法による改善というのは信じられないようで、療育の現場でも取り入れない施設がほとんどです。これは非常に残念なことです。

栄養状態の影響が大きいのはなぜか

発達障害は、「神経発達症群」とも言われるように、神経が関係しているわけですが、神経伝達物質は特にアミノ酸からできています。そして神経伝達物質をスムーズに動かすのは、ビタミン、ミネラルです。

神経伝達物質は栄養で作られるのですから、その過不足を調整すれば落ち着いてくるのも当然と言えるかもしれません。

例えばアミノ酸の一つ、グルタミン酸は、記憶や学習に関係が深く、多すぎると興奮作用があります。

特に自閉症のお子さんはグルタミン酸過剰になって脳が興奮してしまうことがあります。

B6が足りないことで、GABA に変換できずグルタミン酸過剰になっているのです。(水銀、D、K不足も阻害に関与する)

その場合、グルタミン酸の多い食品をとりすぎないようにするとか(←食品添加物の”アミノ酸等”に注意が必要。グルタミン酸ナトリウムなので。)、ビタミンBサプリメントを適切に利用するなどすれば落ち着きます。

当院では、血液検査有機酸検査によって、お子さんの栄養状態や抗酸化力、解毒力、腸内環境を把握し、整える治療を実施しております。

栄養、抗酸化、解毒によって神経伝達物質のアンバランスが改善されていくケースを幾つも拝見しております。脳は栄養の影響を非常に大きく受ける部分です。ぜひ栄養療法を取り入れた治療にチャレンジしてみてください。

(執筆:分子栄養学カウンセラー大野真理)

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