動脈硬化・アルツハイマー予防〜ホモシステインを調べよう〜

ホモシステインとは必須アミノ酸の一つであるメチオニンの代謝における中間物質です。

・・なんて言われても小難しいですね。

何しろ、ホモシステインというタンパク質は体内で作られている物質なのですが、それが多すぎても少なすぎてもいけないんです。

多すぎると、過剰なLDLと結合して動脈硬化を引き起こすとか、アルツハイマーの原因になっていることがわかっています。

当院でもホモシステインを測ることができます。

血液検査Bセット

基準値は6.3~18.9nmol/mlですが、分子栄養学的には10を切っていることが望ましいと考えられています。

動脈硬化からの心筋梗塞や脳梗塞、そしてアルツハイマーは20年くらいかけて進行します。

ですから、40代以降の人はぜひ調べておいた方がいいと思います。

とはいえ、意外と若い人でもホモシステイン値が高めになっていることがありますので侮れません。

動脈硬化やアルツハイマーは、なってしまってからでは生活が変わってしまう大変な病気です。

ぜひ若いうちから予防に努めていただきたいと思います。

ホモシステイン値を下げる

肉食に偏りがちな男性や、閉経後の女性はホモシステイン値が高くなる傾向にあります。

また、葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6が欠乏しているとホモシステインが上がってきます。

ですから、肉食に偏らないこと、お野菜もしっかり食べること、サプリメントで葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6をしっかり摂取することを意識していただくと、ちゃんとホモシステイン値は落ち着いていきます。

栄養素の不足は血液検査でも見ています。MCVが90を超えていると、B12・葉酸不足を疑います。またALPや血清亜鉛から亜鉛不足を見ています。

検査結果を見て、必要な方には、良質で高濃度なサプリメントをご提案致します。

 

5人に1人は葉酸をうまく利用できない

ホモシステインを下げるには、特に葉酸を必要とします。

日本人の食事摂取基準(厚生労働省)による葉酸の推奨量は、240μg/日です。

これだけの量を食事で摂るには、たくさんの野菜を食べる必要があるので、日頃野菜不足の人にはハードルが高いかもしれません。

それで、不足分はサプリメントで補うことが有効と考えられます。

しかし、実は日本人の約5人に1人は葉酸を上手く利用できない体質なのです。

上記の葉酸回路図を見ていただくとわかるように、葉酸が小腸で吸収され、細胞内で代謝される際、MTHFRという酵素が関わり、メチル葉酸に変換されます。

しかしこの酵素の量は遺伝子によって利用率に違いが出てしまうので、上手くメチル葉酸に変換できないという訳です。

上手く代謝できない人は言語や解毒に影響が出てしまいます。発達障害の症状が出るのもこのタイプです。

日本人の遺伝子型による葉酸利用率の違い

CC型 :葉酸をよく利用できる(34%)

CT型 :葉酸を6割程度利用できる(50%) 

TT型 : 葉酸を3割程度しか利用できない(16%)

気になる方は、葉酸の遺伝子検査をしてみられると良いかもしれません。(当院では実施していませんのでウエブ検索してみてください)

葉酸を上手に代謝できない方が合成の葉酸サプリメントを摂り過ぎることにはリスクがあるからです。

代謝できずに蓄積され、がんや鬱の原因になることが懸念されています。

葉酸を上手く利用できないタイプの方はメチル葉酸(活性化型)5MTHFのサプリメントか、クロレラのような天然のものから葉酸を摂取することをお勧めしています。

まずは、ホモシステインの血液検査を一度受けてみてくださいね。

(執筆:分子栄養学カウンセラー大野真理)

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