
ダイエットに関してこんな事を尋ねられることがあります。
「栄養が大切だとわかるけれど、ダイエットもしたいんです。どうしたら良いでしょうか」
”カロリー=太る”
と信じている人はそんな風に考えてしまいます。
答えはズバリ!
健康的な栄養摂取を心がけるとおのずと美しく痩せられます。
つまりきちんと食べたほうが痩せるんです。
食べないダイエットの危険
10代や20代の頃、とにかく痩せようとして「ただひたすら食べない」とか、りんごやキャベツなどで単品ダイエットをしたという経験のある人は少なくないはず。
日本では、痩せている方がカワイイというイメージから“痩せすぎ”の人が過去最多になっているそうです。
なんと栄養状態が戦後の飢餓状態よりもさらに深刻な状態になっているとのこと。
参考:NHKクロースアップ現代ーニッポンの女性は”やせすぎ?!”
努力の甲斐あって痩せる事ができたとしても、栄養不足の代償は大きなものです。
・肌や髪は荒れ、顔色は悪く、疲れやすくなり、代謝が落ちているので太りやすくなります。
美しくありたくて始めたことなのに、逆に美しさが損なわれてしまいまうのです(泣)
・それでも低カロリーな食事を続けていると、ついには生理が止まります。
(生理があっても無排卵月経ということも)
・赤ちゃんが欲しいと思う頃には、不妊に悩まされる可能性が非常に高くなります。
無事に赤ちゃんが誕生したとしても、問題がおきます。
・日本の痩せすぎママの赤ちゃんはお母さんから栄養がもらえない為、出生児の体重が低くなる傾向にあります。その上その子は、将来的には糖尿病などの生活習慣病のリスクを追うことになります。
間違ったダイエットは自分だけでなく子や孫への影響まであるのです。
・痩せたまま老齢期を迎えると、若い時に蓄えるべき骨や筋肉が少ない為、より早く要介護状態に陥ることに。
・日本人の場合、太っている人よりも痩せすぎ(BMI21以下)の人の方ががんに罹患するリスクが高いという事も言われています。恐ろしいですね。

お腹が空かない・・なんてことありませんか
分子栄養学では、中性脂肪が100を大きく下回る方は、栄養失調状態とみています。
こういう方は、消化酵素も少なくなっているので、もはや食欲が無くなります。
それに食べても消化吸収能力が落ちているので、なかなか太れないという悪循環に陥ってしまいます。
そうなると、体調不良のオンパレードです。
カロリー敵視をやめよう
ダイエットとなると、とかく“低カロリー食を選ぼう!”と考えがちです。
糖質制限ダイエットが流行っているので、ご飯は減らしてもお肉は食べるようにしているという人は以前よりずっと増えました。
でもその分、カロリーを落とすために食べる量をかなり落としている人もまだまだ多い。
もちろんカロリーの高すぎる食事を続ければ太るのは当然です。
とはいえ、逆に低カロリーすぎる食事は低たんぱく、低栄養になりがちです。
その上、活動に必要なエネルギーが不足すると脂肪より先にタンパク質を燃焼してしまいます。
代謝が落ちて太りやすい体質になるだけではすみません。
タンパク欠乏は皮膚や髪のような見える部分だけでなく、子宮やホルモンのような見えない部分にも悪影響を及ぼすのです。
ホルモンバランスを考えるなら、タンパク質も脂質も必要です。
適度なカロリーが必要なのです。
【カロリーはどれくらい必要?】
成人の1日の摂取カロリーは1800〜2200kcalと言われます。
必要なカロリーは、性別、年齢、活動量で変わってきます。
カロリーを気にしすぎる女性は1日1000kcal程度しかとれていないことがよくあるようです。
おにぎりとステーキどちらを選ぶ?
ここまで読んでいただくと、選択肢が変わってきたと思いますので一つ質問です。
今、ダイエット中だとしたら、おにぎりとステーキ、あなたはどちらをとりますか?
今までだったら「お肉は脂肪があるから太るでしょ」と思うかもしれませんね。
ところが・・・
実際は太りやすいのはおにぎりの方です。
(最近は、そのくらい知っとるわい!という人の方が多いかもしれませんね;)
脂肪になりやすいのは「糖質」。
脂肪を溜め込むインスリンは糖質にしか反応しません。
だからダイエット中にどちらかを選ぶとすればステーキなんですね!
ステーキにはタンパク質、ビタミンB群、鉄分といった栄養素が豊富。
しっかり食べている方が代謝が上がって痩せやすい体になります。
お肉をしっかり食べている人はお肌もキレイです♪
*もちろんお肉も食べ過ぎれば太りますし腸内環境が悪化します。
本当にダイエットが必要なら、100gステーキを食べて、ご飯やパンは今までの半分~1/3に。
代謝を上げるためにも食事は3食きちんと食べてください。
当然ですがジュースやスナックをゼロに。そして小まめに動くようにしましょう。
*副腎疲労の人、妊婦さん、子供さんは炭水化物を抜かないでください。
ぜひ栄養バランスを重視して美ボディーを維持してくださいね。
*栄養バランスについてもっと知りたい方に嬉しいプレゼントがあります。ご利用ください。