サーファーが花粉症にならない理由

今や日本人の4人に1人、とか5人に1人とか言われるほど大流行している病気。それが花粉症です。

花粉症の時期になると目や鼻がムズムズしてくしゃみ連発、頭はボ〜〜っとして集中できない、皮膚がかゆいし・・・もうなんだか疲れ切って気分最悪。あなたもそんな方の一人でしょうか。

そんな嫌な症状がなくなってくれるとどんなに幸せでしょう。

西洋医学では症状を抑えるために抗ヒスタミン薬やステロイドが使われます。病院のお薬は症状を抑えるだけで治るわけではないので、もう「花粉症は治らない」と思っている方が多いようです。

実は分子栄養学を実践すると、”花粉症くらいは簡単に改善する”という意識に変化します。実際に花粉症が大きく改善するから。なぜそんな簡単にあの辛い症状が無くなるのか不思議に思いますか?

その理由は、分子栄養学では根本原因にアプローチすることが可能だからです。

花粉症の原因はなんだと思いますか?

「花粉?」

・・ってそっちじゃなくて、体の方の原因です(笑)わかりにくい質問でしたね。

超ざっくり簡単に言うと、花粉症というのは花粉に異常反応してしまう免疫の暴走によって起こる症状です。つまり免疫の問題。

分子栄養学では細胞レベルでの原因にアプローチしますから、免疫異常が起きているんだったら免疫の状態を改善してあげればいいよねと言うことになる訳です。

免疫状態を上げて、抗ヒスタミン効果もあることを考えるとビタミンCもかなり手取り早いんですが、今日は近年一番注目度の高いビタミンをご紹介しますね!

それは・・・

サーファーに花粉症はいない?!

「サーファーに花粉症はいない」(斉藤糧三 著)という本があります。

サーファーが花粉症になりにくいとされる理由は何だと思いますか?

それは、日光を沢山浴びることでビタミンDを体内で合成できるからなのです。

ちなみに、実際はサーファーは真っ黒に焼け過ぎてメラニン色素が紫外線をブロックするので色白の人よりビタミンDを生成しにくいんだとか。それにスウェットスーツを着て肌を露出していないし日焼け止めクリームバッチリ塗ってる・・などの理由で意外とビタミンD濃度が高くないそうです(笑)

とは言え、私が種子島のサーファーの方に直接聞いた話では、移住してサーファー生活をするようになってから風邪をひくこともなくなりすこぶる元気だそうです^^

おっと・・余談が多過ぎました。話を戻しましょう。

そ、そう!!今一番の注目株であるビタミンとはビタミンDです。

ビタミンDと言えば骨強化のイメージが強いかもしれませんが、その働きは非常に多岐に渡り、花粉症対策にも注目されています。なぜなら、ビタミンDは免疫調整ホルモンだからです。

ビタミンDの生理機能

ビタミンDの働きとしてこれまで知られていたのは以下のような機能です。

  • 腸管でのカルシウム、マグネシウム、リンの吸収
  • 副甲状腺ホルモンと共同して血中カルシウム濃度の調整
  • 骨形成や骨のカルシウム、マグネシウム吸収の円滑化

D欠乏で低カルシウム血症を招き骨の成長障害(くる病)や骨粗鬆症リスクが上がるということになります。

近年、ビタミンDの受容体は骨だけでなく体中の細胞に存在することが明らかになりました。

その結果、新たに注目されている機能は以下の3つです。

①細胞分化誘導

脂溶性なので細胞膜を通り抜けダイレクトに正常な細胞への分化を誘導、また異常細胞の細胞死誘導します。ですから、ビタミンDが不足すると正常な細胞の分化誘導や正常なアポトーシス(細胞死)が行われないことになり「がん」リスクが上がってしまいます。妊娠中の不育症との関連も指摘されています。

②免疫の調整

リンパ球などの免疫細胞にもビタミンDの受容体があり免疫の調整に関与しています。
不足することで花粉症だけでなく、アトピー性皮膚炎、喘息、のようなアレルギー性疾患、またリウマチや多発性硬化症、Ⅰ型糖尿病、膠原病のような自己免疫疾患にかかりやすくなります。

③血圧上昇ホルモン分泌の調整

血圧上昇の原因となる腎臓で作られるホルモン「レニン」の分泌上昇をビタミンDが抑制します。高血圧にも有効という報告があります。

 

国民総ビタミンD欠乏?!!

自分がビタミンD欠乏かどうか気になりませんか?体内ビタミンD濃度を測定するには血液検査で25(OH)Dを測ることで知ることができます。(保険適応外。当院で検査可能。)25(OH)D濃度は30ng/ml以上が理想とされています。しかしなかなか30以上の人っていらっしゃらないのです。

理由の一つは、ビタミンDの多い食品の摂取量が少ないという事。全国食品消費調査Ⅱによると、男性の82%、女性の91%が推奨される摂取基準を満たしていません。

もう一つは、日光に当たらなくなった事。室内で過ごす人が増えましたし、美白ブームやオゾン層破壊による皮膚ガンへの注意喚起などが原因で、多くの人が肌を出さないし、日差しの強い時は全身に日焼け止めを塗るようになりました。

それで日本人は8割とか9割の人がビタミンD不足だろうと言われているのです。

ビタミンDをどれくらい摂ればいいか

花粉症を軽減しようと思うとビタミンDを一日2000〜4000IU摂取する事が望ましいと言われています。

関東地方の場合、晴れた日に水着で20分あるいは半袖で40分の日光浴をすると2000IU作れるそうです。しかし、半袖で40分・・・; 冬の間は特にハードルが高いですね。少しでも意識して日光にあたりましょう。

食品だと干し椎茸やキクラゲ、シラスやアンコウの肝に多く含まれますが、いずれもそんなに沢山食べられるものではありません。

そんな訳で花粉症対策にビタミンDを摂ろうということになるとサプリメントの方がおすすめです。ご希望の方には信頼できるサプリメント会社をご紹介します。

それにビタミンDの注射を打つという方法もあります。

実は私、昨年初めてのビタミンD注射にチャレンジしました。

動機はインフルエンザ予防。実は、お恥ずかしながら一昨年まんまとインフルエンザB型に感染してしまい、それはそれは辛かったのです。今年は絶対かかりたくない!!と思い、秋のうちにインフルエンザ予防のためビタミンD注射を打ちました!(税抜6000円)

そのお陰だと思うのですが、なんだか元気♪冬特有の鬱っぽさもなく気分が良いです。

D濃度を高くしておくメリットを考えるとインフルエンザワクチンを打つより断然良いと思っています。元々花粉症の症状はごく軽いですが、今年はいつも以上に快適に過ごせるのではないかと期待しています。

まずは自分のビタミンD濃度を知りたい方は一度受診して、検査してみてください。そして花粉の時期が来る前に早めにビタミンD補給なさってくださいね。

今年はあのムズムズを経験しなくて済むかもしれませんよ!

 

執筆:分子栄養学カウンセラー 大野真理

参考資料:サーファーに花粉症はいない 斎藤糧三(小学館)/ 医者が教えるあなたのサプリが効かない理由 宮澤賢史(イースト・プレス)

無料相談会開催のお知らせ!

日時:11月6

日 10時30分~12時00分 参加費:無料

【分子栄養学】免疫アップ相談会
+腸内環境を整える3つの方法!勉強会

今回は特に免疫力アップに関心のある方のお悩みをお聞きしたいと思います。

免疫の関係するものは色々あります。風邪を始めどんな病気に対抗するにも免疫が強くないといけません。また、免疫が特に大きく関係する病気には以下のようなものがあります。

・アレルギー全般
(喘息、アトピー、花粉症、食物アレルギー・・)

・自己免疫疾患
(橋本病、膠原病、シェーグレン、リウマチ・・)

・がん

・潰瘍性大腸炎、クローン病 などなど

薬だけで免疫を上げたり、調整したりすることは難しいため、薬に頼らない方法を模索している人が多い病気です。

ぜひあなたの悩みを聞かせてください。

こんな方いらっしゃいませんか?

・免疫をあげる方法を知りたい
・体質改善したい
・薬に頼りすぎないようにしたい
・アトピー、花粉症などのアレルギーがある
・食事を見直したいが、何からすれば良いかわからない
・分子栄養学に興味がある
・プチ不調を抱えている
例)眠れない、寝ても疲れが取れない、
 なんかイライラする、なんか不安、
・健康診断ではA判定だけど調子が悪い
・栄養状態が気になる
・プロとしてパフォーマンスアップしたい

「元気があればなんでもできる!」やりたいことができる自分であるためには、健康な体であることが不可欠。ぜひ悩み解決にいらしてください。

他のセミナーについては こちら より、ご確認ください。

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