高濃度ビタミンC点滴とは

高濃度ビタミンC点滴とは、大量のビタミンCを血管の静脈内に点滴投与することにより、内側から様々な効果を得る目的で行われる点滴治療の一つです。

ヒトはビタミンCを体内で合成することができません。だからビタミンCを食品から摂取しなければなりません。
ビタミンCには抗酸化力があり、免疫力を高め、コラーゲン合成に関わるといった性質があります。そのため、お肌を美しく保ちたい方だけでなく、風邪・インフルエンザの予防・改善、そしてがんの再発防止など、幅広い目的で利用されているのです。

とは言え、経口摂取で小腸が吸収できる量には限界があります。無理やり取ろうとすると腸管が耐えられなくなり下痢の原因に。それでより多く摂取することを考えて点滴による投与が始まりました。

体内で最もビタミンCを消耗する臓器は「副腎」です。血液中のビタミンCを1とすると、副腎には150倍の濃度のビタミンCが含まれています。
逆に言えば、ビタミンC点滴を行うことでもっとも改善を感じられるのは副腎機能ということになります。
副腎は、抗ストレスホルモンを放出してストレスから体を守っていますが、忙しすぎ・ストレスフルな現代人の疲れに対してビタミンCの摂取量が追いついていないのが現状のようです。
高濃度ビタミンCを利用する方の多くが疲労回復を目的としておられるのも、ビタミンCが最も効果を発揮するのが副腎だからと考えると納得できますね。

他にも白血球や脳、水晶体(眼)もビタミンCを多く利用します。つまり、ビタミンCの補給が特に有効な臓器ということになります。

ビタミンCの作用

以下にビタミンCの作用をまとめてみます。

美肌効果
コラーゲン、エラスチン合成を促進することでシミ・シワを予防しハリのあるみずみずしい肌へ導く。
シミの原因となるメラニンの生成を抑え、美白効果が得られる。
アトピー性皮膚炎やニキビの改善、毛穴の開き、日焼け、歯肉炎、髪のコシとツヤの回復に。

病気への抵抗力アップ
インターフェロンの産生強化、白血球の活性化などの作用により身体の免疫機能を高める。
そのため風邪やインフルエンザ、その他の病気予防になる。
病気や老化の原因となる活性酸素を無毒化し健康と若々しさを保つ。

疲労回復
副腎機能の回復による慢性的な疲労感からの回復、メンタルやホルモンバランスの回復。
肩こり、腰痛、冷え性の改善に貢献。

生活習慣病の予防改善
過剰なコレステロールを胆汁酸に変えて体外に排泄することによる血中コレステロール降下。
ビタミンCによる抗酸化は、お酒を多量に飲む方、タバコを吸う方、メタボリックシンドロームや糖尿病にも有効。

がん予防
がんの原因となる活性酸素対策になる。細胞間のコラーゲン合成によりがんの増殖を抑える効果が期待される。

こんな方にオススメです
☑ ストレスが多くリラックしたい方
☑ 慢性的な疲労感にお困りの方
☑ 二日酔いを素早く解消したい方
☑ お酒の害が気になっている方
☑ タバコを吸うが早く老化するのは嫌だと思う方
☑ 風邪を引いていられない方
☑ 生活習慣病を手っ取り早く予防したい方
☑ 美肌、美白で若さを保ちたい方
☑ がん予防や、治療後のケアを希望する方

全ての細胞へのビタミンCチャージ!
慢性疲労、倦怠感、インフルエンザ対策、美容などに

THBCの高濃度ビタミンCはマイラン社
マイラン社は、米国が本社のアイルランドに工場を持つ製薬会社です。同社の注射用ビタミンC製剤「ASCORBIK ACID Injection,USP,500mg/ml-50ml/vial」は、米国カンザス大学やカナダのマギル大学実施している高濃度ビタミンC点滴療法の臨床試験に、唯一採用された注射用ビタミンC製
剤です。
国産の注射薬には全て防腐剤(ピロ亜硫酸ナトリウム、チオグリコール酸ナトリウム)が添加されているため、高濃度ビタミンC点滴療法には向いていません。
当院では、防腐剤の入っていない、安全なビタミンC注射薬を使用しています。ビタミンCは温度に不安定なため、製造工場からクリニックに届くまで2〜8℃の冷蔵保管が義務付けられています。

高濃度ビタミンC療法を受ける際に必要な検査

G6PD欠損症(赤血球膜の遺伝性酵素異常)
日本人にはまれで、約0.1%の頻度の疾患ですが、G6PD欠損症の方にビタミンCを投与すると急性溶血性貧血の発作を起こしてしまいます。
そのため高濃度ビタミンC点滴を行う場合は初回に必ずG6PD欠損症の検査を受けていただく必要があります。
尚、他院で既に受けておられるなら受ける必要はありません。

高濃度ビタミンC点滴に関するQ&A

副作用はありませんか?
副作用はありません。
しかし、分子構造が糖に似ているため、稀に低血糖のような症状が出る方がいらしゃいます。必ずお食事をしてからお越しください。
また、大量のビタミンCを輸液することにより血中浸透圧が高くなり吐き気や頭痛が起こることがあります。
万一、吐き気・口渇・血管痛などがありましたらお申し付け下さい。
高濃度ビタミンC点滴を受けられない人はいますか?
はい。いらっしゃいます。
腎機能が低下している方、透析中の方、心不全、G6PD欠損症の方、腹水や強い浮腫のある方は治療を受けられません。

注意点

・腎機能が低下している方、透析中の方、心不全、G6PD欠損症の方、腹水や強い浮腫のある方は治療を受けられません。
問診の際に持病についてお伝えいただきますようお願い致します。

・糖尿病の方へ
高濃度ビタミンC点滴施行後に、家庭で用いられる簡易血糖測定を用いて血糖測定をしますと、異常値を示すことがあります。
これは、分子構造が似ているビタミンCとブドウ糖を測定器が見分けることができないために起こります。実際に血糖値が上がっている訳ではないので安心してください。

治療の流れ

料金

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