
グルタチオンとは
グルタチオンとは3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)が結合してできたトリペプタイドです。
特に細胞内で解毒、抗酸化のために働いてくれていますから老化対策にも注目されています。
グルタチオンは、ほとんどの細胞内にありますが、特に肝臓で多く合成されています。
しかし年齢とともに合成量が減るようです。それでグルタチオンを補給すると肝臓の解毒を助け体が楽に感じられます。
ちなみにグルタチオンは医薬品扱いになっており、サプリメントとしての販売はできません。
食品では、レバーや赤身肉、アボカド、キウイなどに多く含まれるとされています。
天神ホリスティックビューティークリニックでは、色々な症状に合わせた点滴を行なっていますが、一番人気なのは美肌点滴です。
お肌に嬉しいビタミンC、ビオチン、グルタチオン配合。
個人的にもグルタチオン配合のこの点滴はとても気に入っています。
解毒の苦手な私の場合、お肌のためにというより、スッキリ元気になるのが目的です。
グルタチオンの美肌効果、健康効果には興味津々です。
グルタチオンの効果
グルタチオンの効果として期待され、用いられているのに以下のようなものがあります。
- 肝機能障害
- 放射線障害
- 白内障や目の角膜の治療
- 薬物中毒
- 蕁麻疹
- つわり・妊娠中毒
- パーキンソン
- 老化防止
解毒力が弱いと感じている人にとっては特に嬉しい成分ではないでしょうか。
*当院の美肌点滴に関しては、パーキンソンの方に効果があるほどのグルタチオン量ではありません。
当院の美肌点滴は以下のような方に喜んでいただけると考えております。
- シミ、くすみが気になる
- 吹き出物、肌荒れを治したい
- 二日酔いの解消
- 慢性疲労
- 風邪の引き始め
- 肝臓機能が心配な方
http://midworld.info/2018/09/27/drip_bar/
グルタチオンの美肌効果
グルタチオンには美白作用があると言われています。その作用は3つ。
1)ビタミンCと同じくメラニン生成を抑える働きがあり、紫外線防止などのスキンケアをしながら補充することで、活性酸素の影響で作られるシミや肝斑を予防してくれます。
2)肌色メラニンというお肌の自然な白さを引き出すメラニンを増やす働きによっても美白をサポートしているようです。
3)グルタチオンはビタミンCなどの抗酸化ビタミンを還元して活性化させることができます。そうやって間接的にも美白をサポートしています。
肝機能の改善
薬としてのグルタチオンは、古くから肝臓障害の治療に使われていました。
肝臓の解毒機能が低下して起こる中毒症状の解毒剤として、薬物中毒、重金属中毒、妊娠中毒、つわり、慢性肝炎などの治療に使われています。
特に飲み過ぎの後の二日酔いにも効果的。
グルタチオンはお酒を飲んだ後にできるアセトアルデヒドを無毒化してくれます。
二日酔いしていられない時は、グルタチオン増し増しの二日酔い注射で素早くスッキリする!というのもいいですね。
体内でグルタチオンを作るには・・
最初に、グルタチオンは細胞内で作られていると書きましたが、うまくグルタチオンが体内で作られない時はどんな時でしょうか。
下の図は、細胞内工場のメチオニン回路(解毒回路の部分)です。
これを見るとわかりますが、グルタチオンを合成するにはビタミンB6が必要です。
つまりビタミンB6が足りないと、グルタチオン合成がスムーズに行かず解毒ができないということになります。
まずは自前のグルタチオンを作れる身体であるためには、ビタミンB6が必要だということですね。
ビタミンB6が多い食品は、ニンニク、レバー、赤身肉、酒粕、イワシ、鶏ささみなどです。
また、B6は腸内細菌からも合成されますので、腸内環境をよくするためにお野菜をモリモリ食べることも大切です^^
(自分がビタミンB6不足でないかどうかは血液検査で簡単に見ることができます。)
ただ、メチレーションという細胞内工場の歯車はどこかで止まると全体が動かなくなります。
細胞内工場の歯車をうまく回すことを考えると、他にもビタミンB12や様々な栄養素が不可欠。
結局栄養はどれも満遍なく必要なんですね。
グルタチオン合成できる身体作りで、キチンと解毒、抗酸化していつまでも若々しくいたいですね!