児童虐待が起きる分子栄養学的な5つの理由

千葉県野田市の小学4年生だった栗原心愛ちゃんが親の虐待によって死亡した事件を受けて、国は今国会で児童虐待防止に向けた法整備を図る方針を示しています。

今回は、体罰を禁止する規定を新たに設けることや、親が子供を戒める民法の「懲戒権」の規定の見直しを求める声が出ているという報道内容でした。

連日の幼児虐待のニュースはあまりに悲しく、耳を覆いたくなります。”体罰を禁止する”という動き自体が虐待への抑止力にはなるかもしれませんが、それでどれほど虐待が減るのか・・そこは疑問が残ります。

それに、もし児相に保護されたとしてそれが子供の幸せに繋がるかと言うとそうは思えません。

とりあえず命が守られただけましですが、子供が何よりも望んでいるのは温かい家庭です。

やはり子供はお父さん、お母さんが大好きですから。

できれば、痛ましい児童虐待がなくなり、子供が愛されていることを実感できるような環境になることが望ましいのは言うまでもありません。

虐待が起きないように

精神面のケア

虐待する親は、自分もまた幼少期に虐待の被害者であることが多いようです。まずはそんな大人の心のケアが先に必要と感じます。

愛された経験がなく、自分に自信がない、自分を愛せない人が自分の子供を愛するのは難しいもの。

それに、自分の思うようにならない時は感情を爆発させるのが当たり前の環境に育てば、やはり自分も同じようにしてしまうものです。

PTSDを治療するための心理カウンセラーなのか、コーチングなのか、アンガーマネジメントなのか・・何が一番良いのかはわかりませんが、色々良い対策はありそうです。

そういった親へのケアや心の教育なくしては虐待はなくならないでしょう。

身体面のケア

分子栄養学を学ぶと、人の動向と栄養状態は直結することがよく分かるようになります。

栄養状態が悪いと、キレやすい人になるのです。

逆に、生まれつき学習障害や自閉的な傾向があってキレやすい人だとしても、栄養対策をすればその傾向を大幅に抑えることができます。

ですから激しい傾向のあるお父さんお母さんが栄養状態を改善すればもっと家庭環境は変化するはずなのです。

怒りやすい人を産む分子栄養学的な要因

イライラしたりキレたりする分子栄養学的な要因がわかると、それぞれに必要な対策を講じることができます。

鉄欠乏性貧血でイライラ

閉経前の日本人女性の8割が鉄欠乏ではないかと言われています。鉄欠乏で脳が酸欠状態だと精神的に非常に不安定になりイライラします。

女性がヒステリックになる理由の一つがこの鉄欠乏にあるというわけです。

若い時に極端なダイエットをしていた人、胃腸の状態が悪い人、菜食主義の人は鉄欠乏に陥りやすいので注意が必要です。

お母さんに鉄が欠乏していないかはフェリチン値を見ることでわかります。

*当院の貧血セット(2000円)で調べる事ができます。

血糖値のジェットコースターが怒りを起こす

・果糖ブドウ糖液糖や人工甘味料たっぷりのジュースや紅茶をペットボトルでたっぷり飲む

・板チョコ1枚食べちゃう

・ご飯やうどんが大好き!どんぶり飯やうどん2玉はいつものこと

・食事の間隔が空きすぎ

・朝はパンだけ、昼はパスタだけ

こういった糖質とりすぎの食生活を送っていると血糖値がジェットコースターのように乱高下します。

一気に下がった血糖をあげようと、アドレナリン、ノルアドレナリンなどのホルモンが放出され不安やイライラ、怒りが出ます。

ついつい子供に大きな声を出してしまうお母さんは、イライラしないように、普段の食事にはお肉、魚、卵、お野菜をたっぷり加えてみてください。

そして、夕方子供を迎える前に味噌汁を1杯飲んでおいたり、冷えたおにぎりを食べたりして血糖値を安定させておくと良いでしょう。

血糖値のジェットコースターを起こさないように、ちゃんとお腹を満たしておきましょう。

ナイアシン不足で発狂

統合失調症の30%程度の方はナイアシンや葉酸を取ることで激しい精神症状が落ち着きます。

統合失調症でなくても、メチレーションの状態によっては(血液検査で判定可能)人よりもナイアシンを多く必要とするタイプであることがわかります。

そういう方は、被害者意識の強い妄想的な傾向をナイアシンで抑えることができるので、本人も周囲の人も平和に過ごせるようになります。

このタイプの方が肉食に偏るのは危険です。

糖質制限が流行っているからといって、誰でも肉やチーズばかりの食事が体に合うとは限らないのです。

悪い油で脳が犯される

コンビニ・スーパーの唐揚げ、加工食品、スナック菓子が自分のを犯すとも知らずに、喜んで食べている日本国民のなんと多いことか。。。

そりゃ〜大人も子供もキレやすくなります。

マーガリンやショートニング、植物性油脂(溶剤抽出ー絞るのではなく薬でとかして作る油)に含まれるトランス脂肪酸の害はあまりにも多くあります。

そのため先進国のほとんどがトランス脂肪酸に関して規制がなされています。一方、日本ではいまだに全く規制なしです。

油に関しては特に、自分の身は自分で守らなければいけないのが現状。

*農林水産省の情報はこちら

脳の6割は脂質です。そのため脳内の神経伝達は質の悪い油の影響をダイレクトに受けてしまいます。

ほとんど意識される事はないはずですが、怒りやすさや忍耐力の欠如に対して、口から入れている油を見直すことも必須なのです。

産後うつはミネラル不足が原因

児童虐待防止の一環として、産後うつを早めに見つけてあげる必要性が議論されているという報道がありました。

ただ、産後うつの発見と対策が、薬の投与だけで終わらないことを願わずにいられません。

今は核家族化した社会ですから、ママが一人で子育てに悩まなくても良いように、社会全体での現実的なバックアップが必要。

言うまでもなく、赤ちゃんを抱えている女性にまず必要なのは薬より睡眠時間や気の休まる時間です。

そして、分子栄養学的に考えると、産後うつや産後のイライラはエストロゲンが増えたことに伴って銅が過剰になっていることに起因しています。

銅過剰は、ブラザーイオンである亜鉛を補充することで落ち着きます。

また、赤ちゃんにあげてしまったことで、が不足していることも産後うつの要因になります。

全ての産婦人科医や保健所がこの知識を妊婦さんと共有していれば、産後うつはかなり減少するのではないかと思います。

 

他にも、ビタミンB6不足重金属の蓄積腸内環境の問題も脳神経に大きな影響を与え、人をキレやすくしてしまいます。

脳は栄養の影響を最も受けやすい臓器です。栄養で解決できる事は多岐にわたるのです。きっと家庭と社会の平和にも貢献します。

 

暴力を法律で規制することは必要かもしれませんが、それ以前に暴力的な傾向を抑えるような根本的な対策も取られるとすれば、こんなに素晴らしいことはありません。

全ての子供たちに愛情深く安心できる家庭があることを祈るばかりです。

(執筆:分子栄養学カウンセラー大野真理)

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