院内セミナー情報はこちら

サクッとパフォーマンスアップ!ハイパフォーマーが点滴療法を選ぶ3つの理由

当院にWEB検索をしてお越しになる患者さんで一番多いのが、注射・点滴療法をご希望の方です。

しかも、東京からお越しの方。

”東京から出張で来ました。”とか、”これから遊びに行くところなんです♪”なんておっしゃいます。

普段から定期的に注射・点滴療法を利用しているとのこと。どうやら東京では注射・点滴療法が既にメジャーなようです。

注射・点滴療法とは、ビタミン・ミネラルなどの有効成分を、注射や点滴によって直接体内に投与する治療法です。

高濃度ビタミンC療法に関しては、アメリカで30年ほど前から始まり、日本でもここ10年でかなり浸透して来ました。

ちょっとセレブなビジネスマンや、若々しさを保っているモデル、ハイパフォーマーたちに注射・点滴療法が人気です。

点滴療法3つの利点

当院の点滴療法は様々なメニューがあります。その中でもやはり高濃度ビタミンC点滴が素晴らしい!

それで今回は高濃度ビタミンCを中心に、点滴療法がセレブに選ばれる3つの理由を書いてみます。

1. サクッと元気に!!〜短期間で効果を実感できる

健康のために必要なことと言えば睡眠、運動、栄養バランス

これは言うまでもないことです。しかしこうした食生活、生活習慣の乱れによる不調を改善するにはある程度の時間がかかります。早くても3ヶ月はかかるでしょう。

そこで使えるのが点滴療法!

 静脈から直接栄養を入れることで素早く体の細部まで行き渡ります。

私も高濃度ビタミンC点滴を1回受けただけで、たまりにたまった疲労感が吹き飛ぶ感じを得ることができました。

簡単に言うと、「元気になった〜〜〜!!!」と言う感じです。(←食レポが下手な人みたいな、ボキャブラリーのなさが否めません;)

この「元気になった〜〜〜!!!」という感じが得られるのは、ビタミンCの血中濃度が一気に上がり、抗酸化力を発揮する為です。

体内でもとりわけビタミンC濃度が高いのは副腎です。ですから、高濃度ビタミンC点滴によって副腎疲労のカバーが出来ます。健康な人なら1週間くらいはいつも以上に調子が良い感じを味わえるはずです。

【 副腎の働き 】

副腎は腎臓の上にちょこんとのっかる3cmほどの小さな臓器。
内側の副腎髄質と外側の副腎皮質で働きが異なる。

・副腎髄質:危険な状況を回避する為にアドレナリンやノルアドレナリンを放出。

・副腎皮質:コルチゾール、DHEA、アルドステロンというホルモンを分泌。

コルチゾールはストレスを打ち消す働きがある。絶え間ないストレスにさらされている現代人は自分を守る為にコルチゾールを分泌し続けている。慢性的なストレスや疲れを放っておくと副腎疲労に至る。

また、脳下垂体脳神経系もビタミンC濃度が高いと言われています。そのせいか高濃度ビタミンCの点滴をすると非常に頭が冴えると言う人もいます。

当院の看護師は、「霧が晴れたような感じがする」と言っていました。大抵の方は点滴中リラックスしてきて眠くなりますし、睡眠の質が上がるとおっしゃいます。

お肌の状態が改善するを感じる方も少なくありません。

副腎や脳、白血球のような、ビタミンC濃度の高い臓器に、必要な量のビタミンCが満たされて、ようやく肌や血管のコラーゲン生成の為にビタミンCが回されることになります。

肌が荒れていても死ぬわけではないので、ビタミンCの分配が後回しにされちゃうんですね。

それで高濃度ビタミンCを美白や美肌の為になさる方もいらっしゃいます。

ハリウッドセレブの間で高濃度ビタミンC点滴が人気になるわけです。

2、点滴は経口摂取の5倍吸収できる!

点滴のメリットは静脈から入れることによる即効性だけではありません。吸収効率の良さが違います。

経口と点滴での吸収効率には「5:1の法則」があると言われています。

ビタミンCは食品やサプリメントからも摂れますが、同じ量を摂っても経口だと点滴の5分の1しか吸収できないという事です。

そもそも、経口で摂取する場合、胃腸を経て吸収される為あまりに大量のビタミンCを一度に摂ると胃痛や下痢を招きます。

通常は10gを超えると腸が吸収しきれずに下痢をします。経口では摂取量に限界があるという事です。

この、”一度に大量に吸収できる”ということには、経口では得られない大きなメリットがあります。それが3つ目にお伝えしたいことです。

3、点滴だから得られる薬理作用

人は体内でビタミンCを作ることができません。でもヤギは体内でビタミンCを作ることが可能です。

体重70kgのヤギは1日あたり13gのビタミンCを体内で作りますが、ヤギが風邪を引くとビタミン生成量は1日100gにもなります。通常の10倍近いビタミンCを作って風邪を治す訳です。

このことから、哺乳動物が健康を維持し、病気から回復する為に必要なビタミンCは、mg単位ではなくグラム単位なのかもしれないと考えられます。

しかし、前述した通り、経口摂取には限界があります。もし1gのサプリメントを1時間おきに摂ってビタミンCの血中濃度を上げるとしても3.9mg/dlくらいが限界のようです。(平常時は0.7程度)

ですが、ビタミンC15gを点滴で入れるとしたら、血中濃度を100mg/dlまで上げることができます。

その結果、経口では得られない薬理効果が期待できるようになります。

・抗ヒスタミン作用

ビタミンCを高濃度に取り入れる薬理作用としてヒスタミン抑制効果があります。アレルギーを引き起こす物質を抑制できるということです。

それで花粉症やちょっとした蕁麻疹くらいはビタミンCを多めにとるだけで改善してしまうことがあります。

・抗酸化作用で全ての美容と健康に貢献

12g~25gの高濃度でビタミンCを使うことで多くの活性酸素が中和されます。

活性酸素は細胞を酸化させて病気や老化の原因になります。つまり活性酸素を中和させることが出来ると細胞レベルで元気になれるのです。

食品添加物、化学物質、紫外線、電磁波、タバコ、ストレスによって活性酸素が過剰に発生している現代人にはビタミンCの必要量が増加しています。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成や白血球を元気にするのにも役立ちます。このことは美肌と免疫アップにつながります。

まさにビタミンCは美容と健康の鍵と言えますね!

ビタミンC欠乏の影響が考えられるもの

肌トラブルが絶えない・疲れやすい・不眠・風邪を引きやすい・鼻炎や花粉症・抜け毛が多い・髪に艶がない・お酒をよく飲む・喫煙している・食欲不振・自律神経失調・加齢黄斑部変性症・肝炎・肝硬変・便秘・過敏性腸症候群・線維筋痛症・突発性難聴・帯状疱疹・不感症・勃起不全・がん・・など

・過酸化水素でがん細胞を攻撃

超高濃度(50〜75g)でビタミンC点滴を行い、ビタミンC血中濃度を400〜500mg/dlまで上げると、過酸化水素が発生します。

この過酸化水素が直接がん細胞に取り込まれるとがん細胞は死滅していきます。

正常な細胞は、カタラーゼという酵素によって過酸化水素を中和する為、悪影響を受けることはありません。

その上、ビタミンCはコラーゲンのバリアを強化し、がん細胞が新生血管を作って転移・増殖することを阻んでくれます。

それで、超高濃度ビタミンCは、天然の抗がん剤と言われるのです。

*THBCの高濃度ビタミンC点滴は50mgまでの取り扱いとなっております。

ということで、ハイパフォーマーが点滴療法を選ぶ三つの理由は、

  • サックと元気に!効果が早いから
  • 吸収率が違う
  • 薬理効果も期待できるから

でした。

頻度について

健康維持、美容目的であれば、月に1回でも十分です。

しかし体調不良が長年続いている人は、出来れば3ヶ月は点滴療法を継続してみられると良いでしょう。

初めの1ヶ月は週1回ペースくらいにして集中的にケアし、その後は月1、2回に減らして様子を見るというのも良いですね。

*個々の状態によって医師の判断は異なります。受診してご相談ください。

長引く風邪に弱っている方

多忙を極めるビジネスマン

いつまでも美しくありたい方

常に高いパフォーマンスを求める方

”ここぞ!”と言う時に即効性を期待できるものとして点滴療法をお試しいただきたいと思います。

書籍のご紹介

奇跡を起こす点滴でアンチエイジング/ 柳沢厚生 著 (主婦の友社) 

今回、この記事を書くにあたって参考にさせていただいた書籍です。

「3章 奇跡を起こす点滴療法」では、様々な症例が紹介されていました。

  • ホスピスを勧められほどの末期癌
  • 立っているのも辛かったパーキンソン病
  • 激痛に苦しむ線維筋痛症
  • 救急車を呼ぶほどの喘息発作
  • 最初の2週間が肝心の突発性難聴
  • 強い痛みの帯状疱疹
  • 諦めていた70代のシミ
  • 密かに悩んでいたうつ症状

点滴療法が様々な辛い症状に効果的であることを知っておくと、いざという時にすぐに活用してサクッと回復できそうですね!!

  • 分子栄養学